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H15.3 お口のお手入れの仕方

三愛歯科診療所  田村 博

 平成14年度成人歯周病予防教室で、「お口のお手入れの方法」についてお話をしました。そのとき気づいたポイントがいくつかありましたので紹介します。
 歯と歯茎の健康を守るために「歯を磨く」と聞くと、まるで靴を磨くのと同じようにごしごしやってしまいます。もちろんきれいになりますが、反面磨きすぎで歯肉を痛めてしまいます。ごしごしやるあまり歯肉を削り落として、さらに歯まで削ってしまいます。
 結果として歯茎を下げたり、歯が伸びたりします。長い年月の間に、かえってお口を痛めてしまう結果になります。「磨く」ではなく、「歯と歯の間に歯ブラシの毛先を使って唾液をぐちゅぐちゅ入れる」というイメージです。決してごしごし磨くのではありません。歯ブラシは大きな横動きをさせません。また、歯ブラシも、ペングリップという鉛筆の持ち方です。決して、ぎゅっと握るのではありません。歯ブラシの毛先は、広がっていてはいけません。
 このやり方で、「外側、中側」、そして「上、下」と順序良く磨きます。身体には抵抗力がありますので、汚れがゼロでなくても結構です。
 次に、「電動歯ブラシ」についてです。元々ハンディキャップを持った方のために作られました。手を上手に動かさなくても、汚れが落ちるようになっています。
 しかし、ハンディキャップを持たない方が電動歯ブラシ普通の歯ブラシのように動かしながら使うと、さらに汚れが落ちるでしょうか?答えは「ノー」です。それどころか、かえってお口を傷つけてしまいます。
 電動歯ブラシの基本は、「動かさない」ことです。数秒ずつ固定しています。これを繰り返します。もちろん電動歯ブラシは、歯に当てている間は決して動かさないこと。むやみに動かすと、手で磨いたときの悪い面が助長されますので、気をつけてください。



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