Q&A
- 歯が痛い時
Q.冷たい物や暖かい飲み物を飲むと痛みます。
A.ムシ歯による場合と知覚過敏でしみる場合が考えられます。ムシ歯の場合C2、C3にまで及んでいることがあります。
Q.何もしてなくても歯が痛みます。
A.ムシ歯がかなり進行して神経が炎症をおこしている場合や、根の病気による場合が考えられます。この様な症状の時は早めの受診をお勧めします。
Q.夜間または寝ている時に痛みます。
A.夜間または寝ている時に痛みが持続する場合は化膿性の炎症が考えられます。この様な症状の時は早めの受診をお勧めします。
Q.歯がしみて痛みます。
A.歯がしみて痛い原因として、ムシ歯による場合や根元が削れて痛い時、歯周病による場合などが考えられます。歯周病が進行すると歯肉が下がり、歯の根が露出してしみる場合があります。
Q.噛むと痛みます。
A.歯が欠けたり割れたりした場合や、かぶせ物が取れたり、かぶせ物の中でムシ歯が進行している場合があります。また、歯周病が進行して痛む場合もあります。痛みが持続する時はすみやかに受診される事をお勧めします。
- 歯肉が痛い時、歯肉が腫れた時
Q.歯肉から出血します。
A.歯肉からの出血の主な原因は歯周病と考えられますが、まれに全身疾患に起因することもあります。
Q.歯肉が腫れてウミが出ます。
A.歯周病や根の先にウミがたまっている事が考えられますので早めの受診をお勧めします。まれに全身疾患が関与している場合もあります。
Q.歯肉が痛みます。
A.口内炎や歯肉炎、歯肉の中にウミがたまっている場合、義歯などによって歯肉に傷が付いている場合などが考えられます。薬の副作用による場合もあります。
Q.噛むと痛みます。
A.歯周病によるものと根の先にウミがたまり痛みが出ている場合が考えられます。早めの受診をお勧めします。
- 歯をぶつけた
Q.歯をぶつけてしまいました。
A.外傷によって歯がぐらぐらした時や歯が抜け落ちた時はすぐに歯科を受診する事をお勧めします。歯が抜け落ちた場合は歯を短時間(30秒以内)
水で洗って抜けた穴に戻すか、口の中か牛乳の中に入れて受診してください。歯が欠けた場合は欠けた歯があればそれを持って受診してください。
- 口の中を切った時
Q.口の中を切ってしまいました。
A.ほとんどの場合は自然に止血しますが、なかなか止血しない場合は清潔なガーゼなどで圧迫します。洗口しすぎると止血しにくいので洗口はなるべく避けましょう。それでも止まらない場合は早めに受診する事をお勧めします。
- 口臭がする時
Q.口臭が気になります。
A.口の中の清掃不良や、ウミが出ている可能性が考えられます。ムシ歯や不適合なかぶせ物、義歯などが清掃不良の原因となる場合があります。口の中以外では呼吸器や内臓の病気が原因になっている事もあります。
ムシ歯(う蝕)の成り立ち・・・・・どうしてムシ歯はできるの??
ムシ歯(う蝕)の成り立ち
ムシ歯は、プラーク(歯垢)中の細菌(ミュータンス菌、ラクトパチラス菌など)によって起こります。
細菌は、飲食した食べ物から栄養を取り、酸を作ります。
この酸によって歯が溶かされてしまった状態がムシ歯です。
人間のからだには、この酸と戦おうとする抵抗力があります。
人によって程度の差はありますが、唾液や歯の質などがその力です。
しかし、酸にさらされる回数が多かったり、時間が長かったりすれば、酸との闘いに破れ、ムシ歯になってしまします。
つまり、細菌とからだの抵抗力の闘いともいえるのです。
歯周病(歯槽膿漏)の成り立ち・・・歯周病って??
歯周病(歯槽膿漏)の成り立ち
歯周病は、歯の歯肉に近い部分についたプラーク(歯垢)の中にいる歯周病原菌の感染によって引き起こされる病気です。
歯周病原菌が歯と歯ぐきの境目についたプラークから、歯肉溝に入り込み、
中で増殖すると歯周ポケットが形成され、歯を支えているまわりの骨まで溶かしてしまいます。
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